耳垂れ
耳垂れとは、耳の中から液体状のものが流れ出る状態です。耳漏とも言います。耳垂れがある場合には、外耳炎や中耳炎などの疾患が疑われ、内耳から出ている場合には鼓膜穿孔が生じている恐れもあるので注意が必要です。
漿液性、膿性、粘液性、粘膿性、水様性、血性など、耳垂れの性質によって疑われる原因は異なり、中耳や外耳道が傷ついていたり、細菌感染していたり、悪性腫瘍が発症していたりするケースもありますので、そのままにせずにすぐに大阪市旭区の泉川クリニックまでご相談ください。
耳が痛い・聞こえにくい
耳が聞こえにくい状態は「難聴」とも呼ばれ、ある日突然聞こえにくくなったり、少しずつ聞こえにくくなったりするなど、症状の現れ方は様々です。ご自身では気づかないことも少なくありませんので、ご家族などまわりの方から異変を指摘された時には一度検査を受けられることをおすすめします。
耳鳴りやめまい、耳垂れや耳の痛みなどをともなう場合には、メニエール病や中耳炎などが疑われますので、当クリニックで適切な治療を受けられるようにしましょう。また、年齢とともに聞こえにくくなる加齢性難聴は、補聴器を使用することで改善できる場合がありますので、当クリニックの補聴器外来までご相談ください。
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黄色い鼻水が出る
鼻水には膿性鼻漏(黄色い鼻水)と水様性鼻漏(水のような鼻水)とがあります。鼻水の色や量は体の不調を示す大切なサインで、膿性鼻漏の場合には鼻炎や副鼻腔炎(蓄膿症)が疑われ、水様性鼻漏の場合には風邪やアレルギー性鼻炎が疑われます。
いずれの場合でも耳鼻咽喉科できちんと治療を受ける必要がありますので、少しでも「おかしいな」と思われた時には一度当クリニックまでご相談ください。
鼻がつまる
鼻がつまる原因は様々で、鼻炎や副鼻腔炎(蓄膿症)、アレルギー性鼻炎などによる鼻の粘膜の腫れのほか、風邪や粘着性の鼻水などが考えられます。片方だけ鼻がつまっている場合などには、鼻中隔湾曲症や腫瘍なども疑われます。
鼻がつまったままの状態が続くと、息苦しいだけでなく、臭いがわからなくなったり、口呼吸になって風邪を引きやすくなったりするなどの影響が現れることもあります。鼻づまりに対しては鼻の処置やネブライザー治療などを行うほか、内服薬や点鼻薬などを処方して改善をはかります。治療を続けても改善がみられない場合には、手術を検討する必要があります。
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喉が痛い
喉に痛みがある場合、風邪以外にも扁桃炎や咽喉頭炎、扁桃線のまわりに膿が溜まる扁桃周囲膿瘍などが疑われます。扁桃炎の場合には嚥下時に強い痛みが生じたり、咽喉頭炎の場合には声がかれたりするなどの症状が現れます。「風邪だろう」と自分で判断せずに一度当クリニックを受診されることをおすすめします。
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声が出にくい・出ない・かすれ
声がかすれたり、出にくかったりする原因として最も代表的なものは風邪による急性喉頭炎ですが、それ以外にも声帯ポリープや喉頭がん、声帯萎縮、声帯麻痺(反回神経麻痺)なども考えられます。風邪の症状がないのに声がかすれる・出にくい、喉に強い痛みがある、呼吸がしにくいなどの症状が長期間続く時には注意が必要ですので、早めに当クリニックを受診するようにしてください。
発熱
発熱の原因としてインフルエンザ、扁桃炎、肺炎などが挙げられます。熱がある時、多くの方は内科の受診を考えられると思いますが、耳鼻咽喉科では咳や鼻炎、喉の痛みなどの各部位がどういう状態なのかを的確に診断することができ、お一人おひとりの症状に最適な治療を提供することが可能です。また、風邪が原因で急性中耳炎などの耳鼻咽喉科疾患が引き起こされてしまうケースもありますが、耳鼻咽喉科であればそうした場合でも迅速に対応することができます。発熱など風邪の症状でお困りの方は、是非、大阪市旭区の泉川クリニックまでご相談ください。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)
睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは
睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは、睡眠時に無呼吸状態になる疾患です。無呼吸状態が1時間に5回以上、または7時間の睡眠で10秒以上ある場合に睡眠時無呼吸症候群と診断されます。肥満傾向にある方のうち、首が太くて短い方に多くみられ、それ以外にも扁桃腺が大きい方、下顎が小さい方、高齢者などにもよくみられます。
睡眠中に断続的に無呼吸状態を繰り返すことで起床時の頭痛、日中の眠気、いびき、全身の倦怠感など様々な症状が現れます。
主な症状
- 起床時の頭痛
- 日中の眠気
- いびき
- 全身の倦怠感
- 睡眠中、何度もトイレに行きたくなる
など
治療方法
欧米や日本で最も普及している治療方法として、CPAP(経鼻的持続陽圧呼吸法)療法があります。CPAP療法とは、睡眠中の無呼吸状態を防ぐために、一晩中、気道に空気を送り続けて開存させる治療で、中等度・高度の睡眠時無呼吸症候群と診断された場合に適応となります。
症状が軽度の場合にはマウスピースを使って上気道を広く保ち、いびきや無呼吸状態を防ぐ治療を行います。アデノイドや扁桃肥大などが原因で無呼吸状態が起こっている場合には、気道を塞ぐ部位を切除する外科的処置が行われる場合もあります。
顔面神経麻痺
顔面神経麻痺とは
顔面神経麻痺とは、主に顔の表情を作る筋肉を動かす作用をしている顔面神経が麻痺して、目が閉じられなくなったり、笑うと口歪んだりするなど顔の動きが悪くなる疾患です。顔面神経麻痺が起こる原因は様々ですが、大きく分けて「末梢神経の障害」と「中枢神経の障害」があり、このうち末梢神経の障害が原因で起こる疾患に「特発性末梢性顔面神経麻痺(ベル麻痺)」と「ラムゼイハント症候群(ハント症候群)」があります。
特発性末梢性顔面神経麻痺は顔面神経麻痺全体の70%程度を占め、原因ははっきりとわかっていませんが単純ヘルペスウイルスが再活性化することで発症すると考えられており、急に顔の片側が麻痺します。ラムゼイハント症候群は顔面神経麻痺全体の15%程度を占め、水痘帯状疱疹ウイルスの再活性化が原因とされており、顔面の麻痺、耳介のまわりに痛みをともなう水疱ができる、難聴・耳鳴りなどの症状が現れます。
主な症状
- 目が閉じられない
- 笑うと口が歪む
- 口から食べ物や飲み物がこぼれる
- 鼻翼が動かせない
- 涙が減少する
- 味覚異常
など
治療方法
ステロイドによる薬物療法が中心となります、顔面神経麻痺の治療は早期に開始することが重要で、発症してから5日~1週間以内に治療を開始するべきだと考えられています。症状を感じた時にはすぐに当クリニックへご連絡ください。