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鼻(鼻の奥)が痛い原因・対処法・痛みの種類

鼻が痛い・鼻の奥が痛い原因

風邪

鼻が痛い・鼻の奥が痛い原因風邪をひいたときは、鼻の粘膜が弱くなっています。ちょっとした刺激に反応し、鼻に痛みを感じることがあります。
その他、発熱、咳、頭痛、倦怠感などの症状を伴います。

副鼻腔炎

慢性副鼻腔炎病態鼻の奥に重い痛みがある場合には、副鼻腔炎が疑われます。
その他、粘り気のある鼻水、鼻づまり、嗅覚障害、後鼻漏などの症状を伴います。

単純ヘルペス感染症

ヘルペスウイルスへの感染を原因とします。
口、唇、鼻、目、性器などに水疱が生じ、痛みを引き起こします。水疱は、鼻のまわりだけでなく、鼻の内側にできることもあります。

がん

ごく稀ではありますが、副鼻腔にがんが生じることがあります。鼻の痛みに先行して喉・耳の痛みが現れるのが一般的です。進行は緩やかで完治も可能ですので、早めに受診しましょう。

鼻の痛みの種類と
対処法(治療法)

鼻の奥がツーンとする・痛い

鼻の奥がツーンとする・痛い粘膜が炎症を起こしている可能性が高いため、鼻をかむのは控えましょう。

寒い季節にはマスクの着用、部屋が乾燥している場合には加湿器の使用で、鼻粘膜への刺激を抑えます。
生理食塩水を使用した鼻うがいも有効です。生理食塩水は、水1リットルに対して9グラムの食塩を混ぜて作ります。

体温近くにあたためたぬるま湯を使用すると、より効果が高まります。

鼻の内側が痛い

鼻の内側が痛いこちらも、鼻粘膜が炎症を起こしている可能性が高いため、鼻をかんだり触ったりせずに、できるだけ早く受診してください。

炎症が悪化すると、抗生物質の投与が必要になることもあります。

鼻の横を押すと痛い

急性の副鼻腔炎が疑われます。その他、顔の奥の痛み、鼻水、鼻づまり、後鼻漏、嗅覚障害などはありませんか? 慢性化を防ぐためにも、早期に受診してください。

副鼻腔炎が疑われる場合

鼻腔内をきれいにした上で、副鼻腔に抗生物質・ステロイドを送り込むネブライザー治療、マクロライド系抗生物質による薬物療法などを行います。
これらの治療で十分な効果が得られない、鼻ポリープが生じている場合には、内視鏡を用いた内視鏡下副鼻腔手術(ESS)も適応となります。当院では、日帰りでの内視鏡下副鼻腔手術(ESS)が可能です。

鼻の痛み時に処方される
お薬について

鼻の痛みがあるときには、抗菌薬、消炎薬、去痰薬などを使用することが多くなります。

抗菌薬

  • ペニシリン系「ワイドシリン」「サワシリン」
  • セフェム系「メイアクト」「フロモックス」
  • マクロライド系「クラリシッド」「ジスロマック」

など

消炎薬
(スプレータイプの点鼻薬)

  • フェニレフリン
  • オキシメタゾリン

など。

去痰薬
(痰、鼻水の排出を促す薬)

  • カルボシステイン
  • アンブロキソール

など。