鼻水・鼻づまりでお困りの方へ
鼻水・鼻づまりは、身近な症状であるとともに、長引くと日常生活においても大きなストレスになります。
お子様の場合には、勉強にも影響すると言われています。
ただの風邪ではなく、アレルギーという可能性も考えられますので、できるだけ早く、適切に対処するようにしましょう。
考えられる病気
急性鼻炎
いわゆる「鼻風邪」のことです。風邪ウイルスを原因として起こります。
鼻水・鼻づまりの他、くしゃみ、頭痛、咳、喉の痛み、発熱などの症状を伴います。
アレルギー性鼻炎
花粉、ハウスダストなどを原因として起こるアレルギー性の鼻炎です。
鼻水・鼻づまり・くしゃみの3大症状の他、目のかゆみや充血なども見られます。
市販薬とクリニックで
処方されるお薬の違い
市販薬の場合・・・
- 初診料や再診料、処方箋料は必要ないものの、健康保険が適用されません。
- 薬剤師に症状を伝えると、薬の選び方についてアドバイスを受けられます。
- 処方薬と比べると、使いやすさや安全性の観点から、有効成分の含有量は少なめになっていることが多くなります。(処方薬と同じ内容の成分・量が含まれる「スイッチOTC医薬品」もあります。)
処方薬の場合・・・
- 「初診料」、「再診料」がかかります。また、院外処方の場合には「処方箋料」がかかります。ただしこれらには、健康保険が適用されます。
- 診察した医師が適切な処方をしてくれます。
- 市販薬と比べ、有効成分の量が多く、しっかり効きます。(そのため、ある治療のための処方されたお薬をとっておいて、後々に市販薬の代わりとして使用することはおやめください)
市販薬を選ぶ場合でも
クリニックを受診することを
オススメします
薬局やドラッグストアでは、多種多様な市販薬を処方箋なしで購入することができます。その中でも、医療機関で処方されるお薬と同じ成分の内容・量を持つ市販薬を特に「スイッチOTC医薬品」と呼びます。
市販薬を選ぶ基準は人によってさまざまです。「なんとなく」「名前をきいたことがあるから」という基準で選ぶ方もおられるでしょう。しかし、そういった選び方では、やはり医療機関で処方を受けた場合と比べると、十分な効果が得られない可能性が高くなってしまいます。
一度、クリニックを受診して処方を受けておくことで、その後「すぐに医療機関を受診できないから市販薬を購入したい」という状況になったときに、ご自身に合ったスイッチOTC医薬品を選択できるようになります。
近年は眠くならないお薬が
主流
最近は、眠くならないお薬が多く開発されています。花粉症の症状緩和に使用される抗ヒスタミン薬なども、「第二世代抗ヒスタミン薬」と呼ばれる新しいタイプでは、ほとんどが眠くなりません。
ただし、添付している説明書は必ず読むようにしましょう。副作用の欄に「眠気」がある場合には、運転や危険を伴う作業は避けなければなりません。